(16) メディアトレーニングの果実を他のビジネス局面で使う

メディアトレーニングの神髄は、ニューススタイルを使った話し方であり、記者の質問に答えて、目の前にいない読者・視聴者に、あなたの思いを正確に伝える話し方です。この話し方が、他のビジネス局面で、なぜ、どのように、役に立つのでしょうか?

ビジネス局面では、役員会議、電話会議、営業会議など、「会議」と言っても、現実は、誰かが原案、提案などの「リポート」を提出し、それに対して、提出者に対するインタビューのような質疑応答があり、その後で何らかの決定がなされる場合が多いですね。

上司への報告も、お客様への商品説明も、ある意味ではインタビューと似ていています。説明者は、お客様の頭に商品の特徴がスパッと入る話し方をこころがけます。お客様との「質疑応答」も、インタビューのような情報提供であり、商品そのものの本質に関する議論をお客様とおこなう場ではありません。 

もちろん、ビジネス局面には、プレゼンテーション、ブレーンストーミング、駆け引きが大事な商談など、報告とは異なる話し合いの局面が多々あります。また、報告と、議論と、コミュニケーションが入り交じった話し合いも少なくないと思います。

ビジネス局面で、メディアトレーニングの果実を最大限に活用できる人、あるいは、活用している人は、さまざまなビジネスの話し合い中で、その局面が、報告なのか、そうでないのかを、明確に識別できる人であり、報告の場合は、ニューススタイルで話すことができる人だと考えられます。

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