(6) ニューススタイルで話す詳細コメント

ニューススタイルで話すコメント

メディアインタビューの効果的な答え方は、新聞記事では最初の数行にあたるリード部分を簡潔に話すことです。では、新聞記事の本文にあたる詳細情報は、どのように話せば良いのでしょう?

簡単です。最初にポイントを説明すると、次に、自然に詳細情報を話すことができます。

また、これまでに説明した応答法で記者の最初の質問に答えると、記者は、あなたが詳細を話したいと思っている点について、次の質問をしてきます。これは不思議なくらい、よく起こります。

最初にリード形式でポイントを話すと、ほんとうに不思議なほど、記者は次に話し手が紹介したいと思っている情報を聞いてきます。
もし、記者が、次に話したいと持っている情報について質問をしなければ、自分から話をすればよいのです。

例外なくやってはいけないのは「背景説明から話を始める」ことです。つまり「物語」スタイルの話し方です。しても良い背景説明は、自分のこと、自社のことで、してはいけない背景説明は、自分以外のこと、つまり他人のこと、他社のこと、業界のことです。

自分は当たり前と理解している業界の慣行の話をしたところ、それが、消費者の目にはとんでもない罪悪と映り、内外の厳しい批判にさらされるということがよく起きます。

他人や他社の背景情報についてもまったく同じです。あなたが話す説明は、あくまでも、あなたが理解している他人や他社の背景情報で、他人、他の関係者、消費者は、別な理解、別な見方をしているかもしれません。他人や他社の背景情報を話すことにより、あなたは関係者や消費者から大きな反発を受けるリスクを背負います。

これに対して、自分または自社の背景情報は、自分のことですから、自分が一番よく知っていることです。批判があったとしたら、それは背景情報の内容についてであって、あなたの理解に対する批判ではありません。従って、自分、または自社の背景情報は「事実」と言い換えることもできます。

事実は、あなたのコメントや応答に「真実性」と「説得性」、「重み」をもたすためには、なくてはならない情報要素です。次の章では、コメントに真実性を持たすためのテクニックを紹介します。

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