(3) サウンドバイトとクォータブルコメント

サウンドバイトとは何か? 

インタビューの応答も、正確で分かりやすいだけではなく、時には、面白く、味があったほうが良いですね。応答の本質が凝縮されていて、しかも味のある短いコメント、これがサウンドバイトです。

サウンドバイトは、長いスピーチ、あるいはインタビューから、記者あるいは編集者が厳選した短いコメントです。長いインタビューを受けても、実際に使われるのは、「ひと囓りのコメント」という場合が多いので、それなら、最初から、サウンドバイトで話す方が良いとメディアトレーナーは助言するようになったのです。

クォータブルコメントとは何か?

記事に引用されやすいコメント、すなわち引用価値を持つコメントを「クォータブル(quotable)コメント」と言います。知人の米国人メディアトレーナーは、「テレビ・ラジオにはサウンドバイトで、印刷媒体にはクォータブルに話しなさい」と教えていました。しかし、この二つには、それほど大きな違いはないと思います。サウンドバイトのコメントと同じコメントが、新聞記事に引用文として使われることがよくあります。

サウンドバイト、クォータブルコメントは準備する

メディア対応成功の秘訣は、ニューススタイルにのっとって簡潔にコメントを述べることと、事前に対応の準備をすることです。

記者会見などで、重大な発表をする時は、どの企業でもオープニングスピーチの原稿と、Q&Aなどを準備します。Q&Aとは想定問答集のことで、記者が聞く可能性の高い質問と回答を文章にしたものです。

メディアインタビューでも、準備をするしないで、成功のどあいは大きく違います。広報担当者は、記者から、インタビューの目的や、どの紙面にどんな形で掲載を予定しているかなどをできるだけ詳しく聞きだして、それに応じたQ&Aを用意するべきです。

その場合、「今回のメディア対応で、これが一番大事な質問と答えだ」と思うQ&Aに、サウンドバイトのニュアンスを入れた答えを用意できれば完璧です。

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