(15) メディア対応の準備

記者会見の場合、企業が日時と場所を決めて、メディアに案内状をだします。記者会見の趣旨について、案内状にある程度は書かなければいけません。テレビ取材がある時はもちろんですが、新聞も写真を使う可能性はありますので、新製品を会場に持ち込んだり、新製品の写真を提供したりして、ビジュアルな素材を提供することも大切です。

記者会見の前日に、模擬記者会見を実施しておくと、その効果は、絶大です。メディアトレーニングのトレーナーのような第三者を入れると、社内では気がつかない、いろいろなポイントの指摘を受けることができます。

企業が「どしろうとの質問」と考えても、視点が違うと、読者・視聴者の共感を呼ぶ鋭い質問である場合もあります。記者会見前に第三者の視点で、スピーチの中の発言や、受け答えの内容をチェックしてもらい、社内では考えてもみない質問をだしてもらえれば、実践的な記者会見の準備になります。

このような積み重ねが、長い目で見れば、企業の良いイメージ構築において、重要な役割を果たします。
「戦略的広報」のポイントのひとつは、企業トップに広報の重要性をしっかり認識してもらうことです。これに関連して面白いと思ったことは、米国の会社で、トップの「広報業務時間配分」という言葉を聞くことです。

次に、メディアインタビューの準備について説明します。広報担当者は、事前に、テレビ番組のプロデューサー、ディレクター、または記者に、

  取材目的を聞く
  放送枠を聞く

  可能なら、取材部分の放映時間の予想を教えてもらう。
これらの点は、おざなりではなく、できる限り詳しく聞くべきです。この聞き取りによって、初めて有効なキーメッセージとQ&Aを作ることができます。

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