(9) 模擬インタビュー

模擬インタビュー

メディアトレーニングでは、ビデオカメラを使った模擬インタビューをおこない、現実的な問題をテーマに選び、実際の取材や記者会見に備えます。事前に、どこまで話すべきか、どこは話すべきでないかを検討する場合、このような模擬インタビューをやってみると、ポイントが明確に浮かんできます。キーメッセージ、トーキングポイント、Q&Aの文書を作る時の参考になります。

例えば、A社とB社が提携交渉を内密に進行させていました。ところが新聞社記者が独自の取材で提携交渉を知り、A社の社長に提携交渉についてインタビューの申込みをしました。A社側では、ある程度の情報を独占で提供しようという方針を決定し、模擬インタビューを行い、社長が話すキーメッセージと、5W1Hの各項目において、どこまで情報を提供するか、Q&Aもふくめた以下のようなの準備をしました。

キーメッセージ

・A社とB社は広範な提携の可能性を両者のトップ同士で話し合っている。
・現時点では結論には達していない。従って、提携がない場合もあり得る。
・あくまでも提携であり、買収とか合併の話はない。

トーキングポイント

・【話し合われている提携の内容】 生産、販売、環境技術(詳細は話さない)
・【提携活動がおこなわれる可能性がある国】 詳しくは話さない
・【提携の規模】 現在、話し合っている
・【提携の理由】 A社はB社の自動車デザインのクリエイティブなプロセスに興味がある。B社はA社の生産方式、環境技術に興味がある
・【米国S州の工場合併】 これが提携の話し合いの発端であり、二社のこれらの工場の合併は現地の税制などのメリットがある(ただし、合併するかどうかはまだ決定していない)

これのキーメッセージとトーキングポイントをベースにQ&Aを用意すれば、準備万端です。

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